牧会指南

牧会の「陰」の部分にも光を

 
関谷直人(せきや・なおと)

■ 関谷直人 ( せきや・なおと )

「指南」。これは中国の古事由来する言葉で、天子が面する南を常に指し示す「指南車」という装置から来た言葉である。教会で言うならば、この「南」はいつの時代にあっても、どこにあっても変わることのないキリストである。

この連載では、牧会の現場と神学教育の現場を行き来する中で得られた、いくぶん「岡目八目」的な視点から、牧会の現場で日々起こって来る課題を取り上げていきたい。そして、それらの課題に向き合う際に、わたしたちの牧会が常に教会にとっての「南」であるキリストに向いていることができるよう、ご一緒に考えていきたいと思うのである。

ここで取り上げる牧会の課題の範囲は「牧師から信徒」に限定されない。「信徒同士」、「信徒から牧師」、「牧師の家庭」など幅広く取り上げるつもりである。特に牧師の「燃え尽き症候群」などに関連する「牧師同士」の牧会や、DV、牧師のセクシャルハラスメントと繋がる「牧師の家庭」の問題については、これまであまり広く取り上げられてこなかった。そのような牧会における「陰」の部分についても光をあてていきたいと思う。

 
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