反貧困の神 -旧約聖書神学入門 Option for the Poor: The Bacic Principle of Liberation Theology in the Light of the Bible
≪ ノルベルト・ローフィンク著、大宮有博訳 ≫
聖書の言葉に立ち帰り、貧しい人々に共感し連帯する!
本書の原題である「貧しい者の優先的選択」(Option for the Poor)は、解放の神学が教会の課題として提起したテーゼである。流動化する社会階層のなかで、次々と経済の底辺に落ちていく貧困者に、キリスト者がどう連帯するのか、解放の神学を聖書学の視点から検証する。
【目次】
第1章 地平
―古代中近東における神と貧しい人々
第2章 出エジプト物語
―貧しい人々の側に立つ神
第3章 聖書における神と貧しい人々
ノルベルト・ローフィンク著 [カトリック司祭。申命記、コヘレト、詩編の研究者]
大宮有博訳 [名古屋学院大学准教授]