<キリスト教カウンセリング講座ブックレット4> 悲しんでいる人へのケア
≪ キリスト教カウンセリングセンター 編、斎藤友紀雄 著 ≫
死別をはじめとする取り返しのつかない喪失は、誰ももとに戻せないし、その悲嘆をだれも慰めることができない。悲しみは「私だけのもの」であって、一人ひとりがこれを受容して、愛する者がいない状況や環境の中で再び生きる意味と希望を見出すことである。
悲しみにある人は孤立しがちなので、情緒的、心理的に支えつつ、ありきたりの励ましをせずに、それぞれの人生を再構築できるように援助していくことが、グリーフ・ケアやカウンセリングの目標である。
【目次から】
第1章 悲嘆とは何か
第2章 ライフサイクルにおける喪失と悲嘆
第3章 悲嘆のプロセス
第4章 グリーフ・カウンセリング
第5章 グリーフ・ワークとしての葬儀
第6章 私の物語 ―悲しみを越えて